Android5.1端末でのアプリケーションの見た目の変化

フェノメナエンターテインメントの「おっちゃん」です。
今回は「スタイル色の変更」について書く予定でしたが、Android5.1のアップデートに関する内容です。

Android5.1が公開されたので、社内のGoogle NEXUS5の1台をアップデートしました。そして、見た目チェックのためにAndroid5.0.2と5.1の端末に「Theme.Material.Light」を設定しただけのアプリケーションをインストールし起動すると下図のように表示されてしまいました。 おそらく内部のスタイルが変更されたと思われるのですが、アクションバーの色が変化してしまっています。

A51ML比較1

テーマMaterial ではスタイル色を設定することになっているとはいえ、「デザインできないしデフォルトのままでいいや」と考えて作ったアプリの見た目が勝手に変わってしまうのは、どうなんでしょう? Googleさん。

上図でその他の変更としては、以下の点があります。
・アクションバーの影が弱くなっている。(Elevation設定値で25 → 12)
・アクションボタンとアクションオーバーフローアイコンの間隔が広くなっている。
・テキスト入力の文字と下線の間隔が狭くなっている。
・ボタンの影が若干強くなっている。

そして、「モヤッとした感じ」を消すため、アクションバーの影を消したアプリをAndroid5.1で起動させると、アクションバーとボディの背景色が同じなので同化してしまいました。

A51ML比較2

結論として、「Googleはバージョンアップでスタイルを変更してくる可能性があるので、アプリを作成する場合は最低限必要なスタイル要素はちゃんと設定する」ことだと思います。(たとえ見た目がデフォルトのままでも・・・)

次回は、本当に「スタイルでの色変更」について記載したいと思います。

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