Android 6.0(Marshmallow)の標準フォントに関する注意

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こんにちは。
フェノメナエンターテインメント デザイン担当の山男です。

以前、Android 5.x までの内容として、標準フォントについて 記事を書きました。
その時点での標準フォントは Roboto、日本語を表示する際は モトヤフォント というフォントが採用されていたのですが、Android 6.0(Marshmallow) からは、日本語フォントが変更されています。

 

Noto Sans CJK JP

今回、新たに日本語の標準フォントとして採用されたのは、Noto Sans CJK JP というフォントです。
Noto は Google が開発したオープンソースのフォントファミリー。
Noto Sans CJK は Adobe と共同開発したもので、日本語・中国語・韓国語をカバーしています。
その中で日本語用として提供されているのが、Noto Sans CJK JP というものになります。

Google Noto Fonts

 

モトヤフォントとの違い

Android 4.x までは モトヤマルベリ という丸ゴシック系のフォントでしたが、Noto Sans CJK JP は角ゴシック系のフォントなので、雰囲気は結構変わると思います。

▼ モトヤマルベリ (画面デザイン時の例)
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 ▼ Noto Sans CJK JP (画面デザイン時の例)
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Roboto と Noto Sans CJK JP の組み合わせ

Roboto が角ゴシック系なので、同じ角ゴシック系の Noto Sans CJK JP と組み合わせても、特に問題はありません。個人的にはモトヤマルベリの柔らかさに馴染んでしまっているので、少し違和感もあるのですが、これはその内慣れるんじゃないかと思います。

▼ Noto Sans CJK JP と Roboto が組み合わせて表示されている (Nexus 5の例)
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また、Roboto と モトヤマルベリ ではフォントのプロポーションが大きく異なっていましたが、Roboto と Noto Sans CJK JP ではそれほど異なっていないようです。デザイン時はすべて Noto Sans CJK JP にしてしまっても モトヤ の時ほどのズレは発生しませんが、やはりある程度厳密なデザインをする場合には、Roboto と組み合わせて作成しておく方が良さそうです。

▼ すべて Noto Sans CJK JP のみで表示 (画面デザイン時の例)
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▼ Noto Sans CJK JP と Roboto を組み合わせて表示 (画面デザイン時の例)
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